ロープレッサ点眼液0.02%
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
医薬品コード(YJコード):1319768Q1025
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- ネタルスジルメシル酸塩液
- 英名(商品名)
- Rhopressa
- 規格
- 0.02%1mL
- 薬価
- 987.80
- メーカー名
- 参天製薬
- 規制区分
- -
- 長期投与制限
- 14日(2027年08月末まで)
- 標榜薬効
- 緑内障治療薬〔Rhoキナーゼ/ノルアドレナリン再取り込み阻害薬〕
- 色
- 無色澄明
- 識別コード
- -
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2026年8月改訂(第2版)
- 告示日
- 2026年8月12日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- 2026年9月版
- 医薬品マスタ削除予定
- -
- 運転注意
-
禁止情報あり(使用の適否を判断するものではありません)禁止
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
改訂情報
-
効能効果
次の疾患で、他の緑内障治療薬が効果不十分又は使用できない場合:緑内障、高眼圧症。
(効能又は効果に関連する注意)
プロスタグランジン関連薬やβ遮断薬等の他の緑内障治療薬で効果不十分又は副作用等で使用できない場合に本剤の使用を検討すること。
用法用量
1回1滴、1日1回点眼する。
警告・禁忌・相互作用・その他の注意
(禁忌)
2.1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(重要な基本的注意)
8.1. 本剤の点眼後、一時的に霧視等があらわれることがあるため、その症状が回復するまで機械類の操作や自動車等の運転には従事させないよう注意すること。
8.2. 本剤の投与により、渦巻き角膜や角膜上皮浮腫があらわれることがあるため、霧視、視力低下等の自覚症状が認められた場合には、受診するよう患者に指導すること。また、渦巻き角膜又は角膜上皮浮腫に伴い霧視、視力低下等が認められた場合は、本剤の継続の可否について慎重に判断すること〔9.1.1、11.1.1、11.2参照〕。
8.3. 本剤の投与により、結膜充血があらわれることがあるため、本剤投与中は定期的に検査を行い、感染症等に伴う結膜充血との鑑別に留意すること。また、眼痛や眼脂等の自覚症状が認められた場合には、受診するよう患者に指導すること〔11.2参照〕。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 角膜実質浮腫を有する患者又は角膜内皮機能に影響する可能性のある手術歴を有する患者:角膜上皮浮腫、及びそれに伴う視力低下を起こすとの報告がある〔8.2、11.1.1参照〕。
9.1.2. 急性閉塞隅角緑内障の患者:本剤を用いる場合には、薬物療法以外に手術療法等を考慮すること。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験では妊娠ラットに静脈内投与した場合、母動物に及ぼす影響として、0.3mg/kg/日(曝露量(Cmax)はヒト点眼時の1260倍以上(ネタルスジル)、93倍以上(活性代謝物であるAR-13503)に相当)で流産の兆候、子宮重量減少が認められ、胚・胎仔に及ぼす影響として、同じく0.3mg/kg/日で早期吸収胚数増加、着床後胚損失率増加、生存胎仔数低下が認められた)。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
(小児等)
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
患者に対し次の点に注意するよう指導すること。
・ 本剤に含まれるベンザルコニウム塩化物はソフトコンタクトレンズに吸着されることがあるので、ソフトコンタクトレンズを装用している場合には点眼前にレンズを外し点眼後少なくとも5~10分間の間隔をあけて再装用すること。
・ 薬液汚染防止のため、点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。
・ 患眼を開瞼して結膜嚢内に点眼し、1~5分間閉瞼して涙嚢部を圧迫させた後、開瞼すること。
・ 他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。
・ 遮光して保存すること。
(取扱い上の注意)
・ 外箱開封後は、遮光して保存すること。
・ 点眼容器開封後は添付の遮光用投薬袋に入れ、1ヵ月以内であれば室温で保存できる。
(保険給付上の注意)
本剤は新医薬品であるため、厚生労働省告示第107号(平成18年3月6日付)に基づき、2027年8月末日までは、投薬は1回14日分を限度とされている。
(保管上の注意)
2~8℃保存。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 角膜上皮浮腫(頻度不明)〔8.2、9.1.1参照〕。
11.2. その他の副作用
眼:(10%以上)結膜充血(55.9%)、渦巻き角膜(21.7%)、*アレルギー性結膜炎[*:長期投与においてアレルギー性結膜炎・アレルギー性眼瞼炎の発現頻度が高くなる傾向が認められている]、(1~10%未満)眼刺激、霧視、結膜出血、眼そう痒感、視力低下、眼瞼炎、流涙増加、点状角膜炎・角膜びらん・角膜炎等の角膜上皮障害、眼痛、結膜炎、眼脂。
薬物動態
16.1 血中濃度
本剤を健康成人男女(12例)の両眼に1回1滴、1日1回8日間反復点眼したとき、ネタルスジル及び活性代謝物であるAR-13503の血漿中濃度はすべての被験者及び測定時点において定量下限(10.0pg/mL)未満であった。
16.3 分布
0.02%14C-ネタルスジル点眼液を有色ウサギに単回点眼したとき、眼組織中14C濃度は角膜、結膜、虹彩毛様体で高く、房水では点眼後8時間、その他の眼組織では点眼後0.25時間から0.5時間にCmaxに達した。メラニン色素含有組織である虹彩毛様体及び網脈絡膜中14C濃度のT1/2は、メラニン色素非含有組織におけるT1/2よりも長い傾向を示した。
16.4 代謝
ネタルスジルは生体内のエステラーゼにより活性代謝物であるAR-13503に代謝されると推測された(in vitro)。AR-13503は肝ミクロソーム中でほとんど代謝されなかった(in vitro)。
16.7 薬物相互作用
ネタルスジルはCYP1A2、2C9、2C19、2D6及び3A4を阻害した(in vitro)。活性代謝物であるAR-13503のラセミ体はCYP2C19及び2D6を阻害した(in vitro)。
臨床成績
17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 国内第III相リパスジル点眼液比較試験(研究番号:jRCT2031200226)
原発開放隅角緑内障又は高眼圧症患者245例を対象とした無作為化単遮蔽並行群間比較試験において、本剤(1日1回、21時)又は0.4%リパスジル塩酸塩水和物点眼液(1日2回、9時及び21時)を両眼に4週間点眼した。その結果、有効性の主要評価項目である投与後4週の平均日中眼圧(9時、11時及び16時の眼圧値の平均値)は表1のとおりであり、本剤群のリパスジル群に対する優越性が検証された(表1、添付文書の図1)。
副作用は、本剤群122例中72例(59.0%)に認められ、主な副作用は結膜充血54.1%(66/122例)であった。
表1 単剤投与時の眼圧値の比較(mmHg)
<<表省略>>
図1 単剤投与時の眼圧推移
<<図省略>>
17.1.2 国内第III相ラタノプロスト点眼液併用比較試験(研究番号:jRCT2031210122)
0.005%ラタノプロスト点眼液で眼圧下降作用が不十分な原発開放隅角緑内障又は高眼圧症患者246例を対象とした無作為化二重遮蔽並行群間比較試験において、0.005%ラタノプロスト点眼液を6週間以上点眼後、0.005%ラタノプロスト点眼液に追加して本剤又はプラセボ点眼液を1日1回(21時)、両眼に4週間併用点眼した。その結果、有効性の主要評価項目である投与後4週の平均日中眼圧(9時、11時及び16時の眼圧値の平均値)は表2のとおりであり、本剤群はプラセボ群に対して有意な眼圧下降作用を示した(表2、添付文書の図2)。
副作用は、本剤群122例中75例(61.5%)に認められ、主な副作用は結膜充血53.3%(65/122例)であった。
表2 ラタノプロスト点眼液併用下の眼圧値の比較(mmHg)
<<表省略>>
図2 ラタノプロスト点眼液併用下の眼圧推移
<<図省略>>
薬効薬理
18.1 作用機序
18.1.1 Rhoキナーゼ阻害作用
ネタルスジルはRhoキナーゼ(ヒトROCK-1及びROCK-2)に対して阻害作用(Ki1.19nmol/L,1.72nmol/L)を示した。また、活性代謝物であるAR-13503はネタルスジルよりも強い阻害作用(Ki0.12nmol/L,0.13nmol/L)を示した(in vitro)。
18.1.2 ノルエピネフリントランスポーター阻害作用
ネタルスジルはヒトノルエピネフリントランスポーターに対して阻害作用(IC501.15μmol/L)を示した(in vitro)。
18.1.3 房水動態
ウサギに0.02%ネタルスジル点眼液を単回点眼したとき、房水の流出は生理食塩水を点眼したときに比べて56%増大し、房水の産生は50%低下した。
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