エプキンリ皮下注48mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- エプコリタマブ(遺伝子組換え)注射液
- 英名(商品名)
- Epkinly
- 規格
- 48mg0.8mL1瓶
- 薬価
- 1,595,363.00
- メーカー名
- ジェンマブ/アッヴィ
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 抗悪性腫瘍薬〔二重特異性T細胞誘導抗体〕
- 色
- -
- 識別コード
- -
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2025年2月改訂(第4版)
- 告示日
- 2023年11月21日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- 2023年12月版
- 医薬品マスタ削除予定
- -
- 運転注意
-
注意情報あり(使用の適否を判断するものではありません)注意
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
1). 次の再発又は難治性の大細胞型B細胞リンパ腫:再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫、再発又は難治性の高悪性度B細胞リンパ腫、再発又は難治性の原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫。
2). 再発又は難治性の濾胞性リンパ腫。
(効能又は効果に関連する注意)
本剤による治療は、抗CD20モノクローナル抗体製剤を含む少なくとも2つの標準的な治療が無効又は治療後に再発した患者を対象とすること〔17.1.1-17.1.5参照〕。
用法用量
〈再発又は難治性の大細胞型B細胞リンパ腫(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫/高悪性度B細胞リンパ腫/原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫)、再発又は難治性の濾胞性リンパ腫(Grade3B)〉
・ 2ステップ漸増
通常、成人にはエプコリタマブ(遺伝子組換え)として、28日間を1サイクルとして、1サイクル目は1日目に1回0.16mg、8日目に1回0.8mg、15日目及び22日目に1回48mgを皮下投与する。その後は1回48mgを、2及び3サイクル目は1、8、15、22日目、4から9サイクル目には1、15日目、10サイクル目以降は1日目に皮下投与する。
〈再発又は難治性の濾胞性リンパ腫(Grade1~3A)〉
・ 3ステップ漸増
通常、成人にはエプコリタマブ(遺伝子組換え)として、28日間を1サイクルとして、1サイクル目は1日目に1回0.16mg、8日目に1回0.8mg、15日目に1回3mg、22日目に1回48mgを皮下投与する。その後は1回48mgを、2及び3サイクル目は1、8、15、22日目、4から9サイクル目には1、15日目、10サイクル目以降は1日目に皮下投与する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 本剤と他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
7.2. 本剤投与によるサイトカイン放出症候群及び腫瘍崩壊症候群を予防するため、本剤投与時は水分補給を十分に行うこと〔1.2、8.1、8.6、11.1.1、11.1.5参照〕。
7.3. 本剤投与によるサイトカイン放出症候群を軽減させるため、本剤投与前後に次のとおり薬剤投与を行うこと〔1.2、8.1、11.1.1参照〕。
1). 1サイクル目(1、8、15及び22日目):本剤投与によるサイトカイン放出症候群を軽減させるため、全ての患者に副腎皮質ホルモン剤投与(本剤の週1回投与毎:①本剤投与30~120分前、②本剤投与後1、2及び3日目)、抗ヒスタミン剤・解熱鎮痛剤投与(本剤の週1回投与毎:本剤投与30~120分前)を行う。
2). 2サイクル目以降:本剤の前回投与後に*Grade2のサイトカイン放出症候群又は*Grade3のサイトカイン放出症候群があらわれた患者に副腎皮質ホルモン剤(サイトカイン放出症候群発現後、次回の本剤投与時:①本剤投与30~120分前、②本剤投与後1、2及び3日目)を本剤の投与後にGrade2以上のサイトカイン放出症候群があらわれなくなるまで投与を行う。
*)Gradeは米国移植細胞治療学会(ASTCT)コンセンサスに基づく。
7.4. 本剤投与により副作用が発現した場合には、次の基準を参考に、本剤を休薬又は中止すること。
1). サイトカイン放出症候群:
①. Grade3以下のサイトカイン放出症候群:回復するまで休薬する。
②. Grade4のサイトカイン放出症候群:投与を中止する。
2). 免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群:
①. Grade2以下の免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群:回復するまで休薬する。
②. Grade3の免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群:回復するまで休薬する(再発した場合、投与を中止する)。
③. Grade4の免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群:投与を中止する。
3). 血小板減少<50000/mm3未満>:50000/mm3以上になるまで休薬する。
4). 好中球減少<500/mm3未満>:500/mm3以上になるまで休薬する。
5). 腫瘍崩壊症候群:回復するまで休薬する。
Gradeは米国移植細胞治療学会(ASTCT)コンセンサスに基づく。
7.5. 次のいずれかに該当する投与遅延があった場合は、サイトカイン放出症候群を軽減するために、1サイクル目の投与方法に戻して再び投与を開始すること〔1.2、8.1、11.1.1参照〕。
〈再発又は難治性の大細胞型B細胞リンパ腫(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫/高悪性度B細胞リンパ腫/原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫)、再発又は難治性の濾胞性リンパ腫<Grade3B>〉サイトカイン放出症候群を軽減するために、0.16mgと0.8mgの投与間隔が8日を超えた場合、0.8mgと48mgの投与間隔が14日を超えた場合、48mgの投与間隔が6週間を超えた場合のいずれかに該当する投与遅延があった場合は、1サイクル目の投与方法に戻して再び投与を開始すること;1サイクル目の投与方法に戻して再び投与を開始後は、予定されていた次の投与サイクル(投与を延期したサイクルの次の投与サイクル)の1日目から投与を再開すること。
〈再発又は難治性の濾胞性リンパ腫<Grade1~3A>〉サイトカイン放出症候群を軽減するために、0.16mgと0.8mg又は0.8mgと3mgの投与間隔が8日を超えた場合、3mgと48mgの投与間隔が14日を超えた場合、48mgの投与間隔が6週間を超えた場合のいずれかに該当する投与遅延があった場合は、1サイクル目の投与方法に戻して再び投与を開始すること;1サイクル目の投与方法に戻して再び投与を開始後は、予定されていた次の投与サイクル(投与を延期したサイクルの次の投与サイクル)の1日目から投与を再開すること。
改訂情報
2025年3月19日 DSU No.334 【その他】
【5.効能又は効果に関連する注意】(削除)
〈再発又は難治性の濾胞性リンパ腫〉
十分な経験を有する病理医により、Grade 3Bと診断された患者に投与すること。
【6.用法及び用量】(一部改訂)
〈再発又は難治性の大細胞型B細胞リンパ腫(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫/高悪性
度B細胞リンパ腫/原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫)、再発又は難治性の濾胞性リンパ腫(Grade 3B)〉
・2ステップ漸増
通常、成人にはエプコリタマブ(遺伝子組換え)として、28日間を1サイクルとして、1サイクル目は1日目に1回0.16mg、8日目に1回0.8mg、15日目及び22日目に1回48mgを皮下投与する。その後は1回48mgを、2及び3サイクル目は1、8、15、22日目、4から9サイクル目には1、15日目、10サイクル目以降は1日目に皮下投与する。
【6.用法及び用量】(一部改訂)
〈再発又は難治性の濾胞性リンパ腫(Grade 1~3A)〉
・3ステップ漸増
通常、成人にはエプコリタマブ(遺伝子組換え)として、28日間を1サイクルとして、1サイクル目は1日目に1回0.16mg、8日目に1回0.8mg、15日目に1回3mg、22日目に1回48mgを皮下投与する。その後は1回48mgを、2及び3サイクル目は1、8、15、22日目、4から9サイクル目には1、15日目、10サイクル目以降は1日目に皮下投与する。
【7.用法及び用量に関連する注意】(一部改訂)
以下のいずれかに該当する投与遅延があった場合は、サイトカイン放出症候群を軽減するために、1サイクル目の投与方法に戻して再び投与を開始すること。
〈再発又は難治性の大細胞型B細胞リンパ腫(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫/高悪性度B細胞リンパ腫/原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫)、再発又は難治性の濾胞性リンパ腫(Grade 3B)〉
・0.16mgと0.8mgの投与間隔が8日を超えた場合
・0.8mgと48mgの投与間隔が14日を超えた場合
・48mgの投与間隔が6週間を超えた場合
その後は、予定されていた次の投与サイクル(投与を延期したサイクルの次の投与サイクル)の1日目から投与を再開すること。
〈再発又は難治性の濾胞性リンパ腫(Grade 1~3A)〉
・0.16mgと0.8mg又は0.8mgと3mgの投与間隔が8日を超えた場合
・3mgと48mgの投与間隔が14日を超えた場合
・48mgの投与間隔が6週間を超えた場合
その後は、予定されていた次の投与サイクル(投与を延期したサイクルの次の投与サイクル)の1日目から投与を再開すること。
【10.2併用注意】(追記)
【11.1重大な副作用】(一部改訂)
感染症:
肺炎(COVID-19肺炎を含む)、敗血症、ニューモシスチス・イロベチイ肺炎、上気道感染(鼻炎、喉頭炎、咽頭炎、ライノウイルス感染、RSウイルス感染を含む)等の感染症があらわれることがある。また、サイトメガロウイルス感染、帯状疱疹等が再活性化することがある。
【11.2その他の副作用】(一部改訂)
【14.適用上の注意】(追記)
[薬剤投与時の注意]
〈エプキンリ皮下注4㎎〉
3mg投与時は、本剤皮下注4mgバイアルより0.6mLを抜き取り使用すること。本剤のバイアルは1回使い切りである。未使用残液は適切に廃棄すること。
2024年7月31日 DSU No.328 【その他】
【11.2その他の副作用】(追記)
医師の処方により使用する医薬品。
特定薬剤管理指導加算等の算定対象となる薬剤。