塩化タリウム−Tl201注射液
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
医薬品コード(YJコード):4300432A1042
- 収載区分
- 統一名収載
- 先発・後発情報
- その他
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- 塩化タリウム(201Tl)注射液
- 英名(商品名)
- Thallium chloride-Tl201
- 規格
- 10MBq
- 薬価
- 4,526.00
- メーカー名
- PDRファーマ
- 規制区分
- -
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 放射性医薬品
- 色
- -
- 識別コード
- -
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2022年3月改訂(第2版)
- 告示日
- -
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- -
- 医薬品マスタ削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
改訂情報
-
効能効果
1). 心筋シンチグラフィによる心臓疾患の診断。
2). 腫瘍シンチグラフィによる脳腫瘍、甲状腺腫瘍、肺腫瘍、骨・軟部腫瘍及び縦隔腫瘍の診断。
3). 副甲状腺シンチグラフィによる副甲状腺疾患の診断。
用法用量
〈心筋シンチグラフィ〉
通常、成人には201Tlとして74MBqを肘静脈より投与し、投与後5~10分よりシンチレーションカメラで正面像、左前斜位像、左側面像を含む多方向におけるシンチグラムを得る。
なお、投与量は、年齢、体重及び検査方法により適宜増減する。
〈腫瘍シンチグラフィ〉
通常、成人には201Tlとして脳腫瘍では55.5~111MBq、甲状腺腫瘍、肺腫瘍、骨・軟部腫瘍及び縦隔腫瘍では55.5~74MBqを静脈内に投与し、投与後5~10分よりシンチレーションカメラで被検部を撮像することによりシンチグラムを得る。必要に応じ、投与後約3時間に撮像を行う。
なお、投与量は、年齢、体重及び検査方法により適宜増減する。
〈副甲状腺シンチグラフィ〉
通常、成人には201Tlとして74MBqを静脈内に投与し、投与後5~10分よりシンチレーションカメラで被検部を撮像することによりシンチグラムを得る。必要に応じ、甲状腺シンチグラフィによるサブトラクションを行う。
なお、投与量は、年齢、体重及び検査方法により適宜増減する。
警告・禁忌・相互作用・その他の注意
(重要な基本的注意)
診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし、投与量は最小限度にとどめること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
(授乳婦)
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
(小児等)
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(高齢者)
患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下している)。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤投与時の注意
14.1.1. 〈効能共通〉両頭針を取りつける際、プランジャーロッドを押さないようにすること。
14.1.2. 〈効能共通〉シリンジ中にごくわずかに気泡が含まれている場合があり、注射液を投与してもこの気泡は通常シリンジ内に残るが、誤って投与することのないよう気泡の位置に注意しながら投与すること。
14.1.3. 〈心筋シンチグラフィ〉心筋シンチグラフィの場合、心臓と重なる肝臓等への集積増加を防止するため検査前の一食は絶食が望ましい。
(取扱い上の注意)
放射線を安全に遮蔽できる貯蔵設備(貯蔵箱)に保存すること。
(保管上の注意)
室温保存。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(頻度不明)皮膚発赤、多形滲出性紅斑、発疹、小丘疹、蕁麻疹、そう痒感、眼瞼浮腫等。
2). 消化器:(頻度不明)嘔吐、嘔気。
3). 循環器:(頻度不明)血圧低下、血圧上昇。
4). 呼吸器:(頻度不明)喘息様発作。
5). その他:(頻度不明)気分不良、潮紅、手足感覚異常、薬品臭、口内苦味感。
薬物動態
16.3 分布
16.3.1 201Tlは静注後体内においてKとほぼ同様の動態を示し、Na-K ATPase系の働きにより速やかに能動的に細胞内に摂取される。最も集積の高いのは腎で、心筋周囲臓器では縦隔及び肺が低い集積を示し、肝脾は心筋と同様又はやや低い集積を示す。また201Tlの有効半減期は2.22日である。心筋梗塞巣では灌流が顕著に低下しており、細胞質のない膠原線維で置きかえられるためシンチグラム上、放射能の低下又は消失したcold areaとして表現される。腫瘍に関しての201Tlの集積機序は不明であるが、腫瘍のvascularityとの関係や、腫瘍親和性があるとされているアルカリ金属に類似していることなどが考えられている。
16.3.2 吸収線量
MIRD法により計算した吸収線量は次のとおりである。
<<表省略>>
臨床成績
17.1 有効性及び安全性に関する試験
〈心筋シンチグラフィ〉
17.1.1 国内臨床試験
臨床診断と一致したものを有効例とし、有効率(有効例数/症例数)を求めた。総症例282例中、237例(84.0%)が有効と判定された。主な疾患別の有効率は次のとおり。
<<表省略>>
総症例282例中、副作用は認められなかった。
〈腫瘍シンチグラフィ〉
17.1.2 国内臨床試験
総症例127例(脳腫瘍疑い48例、骨・軟部腫瘍及び縦隔腫瘍疑い79例)のうち、有効性解析対象124例中、118例(95.2%)が有効と判定された。主な疾患別の有効率は次のとおり。
<<表省略>>
総症例127例中、副作用は認められなかった。
〈副甲状腺シンチグラフィ〉
17.1.3 国内臨床試験
副甲状腺疾患患者50例中、46例(92.0%)が有効と判定された。疾患別の有効率は次のとおり。
<<表省略>>
総症例50例中、副作用は認められなかった。
薬効薬理
18.1 測定法
本剤の有効成分に含まれる放射性核種から放出される放射線(ガンマ線)が核医学検査装置により画像化される。
18.2 集積機序
201Tlは静注後体内においてKとほぼ同様の動態を示し、Na-K ATPase系の働きにより速やかに能動的に細胞内に摂取される。腫瘍に関しての201Tlの集積機序は不明であるが、腫瘍のvascularityとの関係や、腫瘍親和性があるとされているアルカリ金属に類似していることなどが考えられている。
医師の処方により使用する医薬品。
