ニセルゴリン細粒1%「サワイ」
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
医薬品コード(YJコード):2190021C1058
- 収載区分
- 統一名収載
- 先発・後発情報
- 後発品(加算対象)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- ニセルゴリン1%細粒
- 英名(商品名)
- Nicergoline
- 規格
- 1%1g
- 薬価
- 10.90
- メーカー名
- 沢井製薬
- 規制区分
- -
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 脳循環代謝改善薬
- 色
- 白
- 識別コード
- -
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2023年12月改訂(第1版)
- 告示日
- 2012年12月14日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- 2013年1月版
- 医薬品マスタ削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
改訂情報
-
効能効果
脳梗塞後遺症に伴う慢性脳循環障害による意欲低下の改善。
用法用量
ニセルゴリンとして、通常成人1日量15mgを3回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 本剤の投与期間は、臨床効果及び副作用の程度を考慮しながら慎重に決定するが、投与12週で効果が認められない場合には投与を中止すること。
7.2. 成人1日量の剤形換算は、次のとおりである。
成人1日量(15mg):1.5g。
警告・禁忌・相互作用・その他の注意
(禁忌)
頭蓋内出血後止血が完成していないと考えられる患者[出血を助長するおそれがある]。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験(ラット)で胎仔発育抑制及び出生仔発育抑制が報告されている)。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている)。
(小児等)
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(高齢者)
減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
(取扱い上の注意)
容器開封後は遮光し湿気を避けて保存すること。
(保管上の注意)
室温保存。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
1). 消化器:(0.1~1%未満)食欲不振、下痢、便秘、悪心、腹痛、口渇。
2). 肝臓:(頻度不明)肝機能障害。
3). 循環器:(0.1~1%未満)めまい、立ちくらみ、(頻度不明)動悸、ほてり。
4). 精神神経系:(0.1~1%未満)眠気、倦怠感、頭痛、耳鳴、(頻度不明)不眠。
5). 過敏症:(0.1~1%未満)発疹、そう痒、(頻度不明)蕁麻疹。
薬物動態
16.1 血中濃度
16.1.1 健康成人にニセルゴリン15mgを経口投与した場合、吸収は速やかで、血漿中濃度は投与2~4時間後に最高に達した。
16.1.2 生物学的同等性試験
〈ニセルゴリン錠5mg「サワイ」〉
ニセルゴリン錠5mg「サワイ」とサアミオン錠5mgを健康成人男子にそれぞれ3錠(ニセルゴリンとして15mg)空腹時単回経口投与(クロスオーバー法)し、ニセルゴリンの代謝物である1-MMDLの血漿中濃度を測定した。得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された。
各製剤3錠投与時の薬物動態パラメータ
<<表省略>>
<<図省略>>
〈ニセルゴリン細粒1%「サワイ」〉
ニセルゴリン細粒1%「サワイ」とサアミオン散1%を健康成人男子にそれぞれ1.5g(ニセルゴリンとして15mg)空腹時単回経口投与(クロスオーバー法)し、ニセルゴリンの代謝物である1-MMDLの血漿中濃度を測定した。得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された。
各製剤1.5g投与時の薬物動態パラメータ
<<表省略>>
<<図省略>>
血漿中濃度ならびにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
16.3 分布
16.3.1 組織移行性
3H-ニセルゴリン(5mg/kg)をSD系雄ラットに経口投与した時、全身の放射能は投与後30~60分の時点で最高値を示し、肝臓、唾液腺、腎臓、肺及び心筋で高く、血液及び筋肉では中程度、脳では低かった。
16.3.2 蛋白結合率
ヒト血漿蛋白への3H-ニセルゴリンの結合率は10~100ng/mLの濃度範囲で93~95%であった(in vitro、限外濾過法)。
16.5 排泄
健康成人にニセルゴリン錠5mg8錠を経口投与したとき、大部分が代謝物として排泄され、24時間までの尿中排泄率は51%であった。
注)本剤の承認用法及び用量は、通常成人1日量15mgを3回に分けて経口投与である。
薬効薬理
18.1 作用機序
脳血管を拡張し脳血流を増加させると共に、血小板凝集抑制作用、赤血球変形能改善作用及びPAF産生能抑制作用等により血液流動性を改善し脳循環を改善する。また、脳内アセチルコリン系及びドーパミン系の神経伝達機能を促進し、脳虚血時のグルコース、ATP及びピルビン酸等の各種脳エネルギー関連物質の代謝改善作用により脳代謝を改善する。
18.2 脳循環改善作用
18.2.1 脳血管障害患者において、内頸及び椎骨動脈の血流量増加が、また、虚血病巣部での脳血流増加が認められている。
18.2.2 ネコの内顎動脈血流量を用量依存的に増加させる。
18.3 血液流動性改善作用
健康成人及び脳血管障害患者において、ADP、コラーゲン等による血小板凝集抑制作用及び赤血球変形能亢進作用が認められている。
18.4 神経伝達系に対する作用
18.4.1 ラットにおいて、加齢により低下した脳内コリンアセチルトランスフェラーゼ(CAT)活性及びムスカリン性アセチルコリン受容体の結合能を大脳皮質及び海馬において回復させる。
18.4.2 ラットにおいて、加齢により低下した海馬のアセチルコリン遊離を回復させる。
18.4.3 アセチルコリンエステラーゼ(AChE)に選択的なコリンエステラーゼ阻害活性を有し、マウスにおいて、脳内AChE活性阻害と海馬アセチルコリン量の増加作用を示す。
18.4.4 ラットにおいて、連続経口投与によりドーパミンの代謝回転の促進作用が認められている。
18.5 脳エネルギー代謝改善作用
18.5.1 マウスの脳虚血モデル及び低酸素モデルにおいて、脳エネルギー代謝障害に対し改善作用を示す。
18.5.2 老齢ラットの脳梗塞モデルにおいて、グルコースの取込み及び消費に対し改善作用を示す。
18.6 脳神経機能改善作用
18.6.1 マウスの脳虚血モデル及び低酸素モデルにおいて、脳障害に対し保護作用を示す。
18.6.2 ラット海馬CA1領域神経細胞において、低閾値(T-type)カルシウムチャンネル遮断作用を示す。
18.6.3 スナネズミの一過性脳虚血モデルにおいて、海馬CA1領域神経細胞の遅発性壊死を抑制する。
18.6.4 老齢ラットの脳梗塞モデル及びマウスのスコポラミンによる健忘症モデルにおいて、学習・記憶障害に対し改善作用を示す。
18.7 脳波改善作用
脳血管障害患者において、脳波異常の改善が認められている。
医師の処方により使用する医薬品。
