コセルゴ顆粒7.5mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- セルメチニブ硫酸塩顆粒
- 英名(商品名)
- Koselugo
- 規格
- 7.5mg1個
- 薬価
- 11,975.90
- メーカー名
- アレクシオンファーマ
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 抗悪性腫瘍薬〔MEK阻害薬〕
- 色
- 白〜淡黄
- 識別コード
- (被包)sel 7.5
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2025年9月改訂(第1版)
- 告示日
- 2025年11月11日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- 2025年12月版
- 医薬品マスタ削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
効能効果
神経線維腫症1型における叢状神経線維腫。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 疼痛や外観上の変形等の臨床症状を有し、重大な合併症のリスクを伴うことなく切除できない叢状神経線維腫を有する神経線維腫症1型患者に対し投与すること〔17.1.1-17.1.3参照〕。
用法用量
通常、小児にはセルメチニブとして1回25mg/㎡(体表面積)を1日2回経口投与するが、患者の状態により適宜減量する。ただし、1回量は50mgを上限とする。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. セルメチニブカプセルの服用が困難な患者への投与を考慮すること。セルメチニブカプセルとセルメチニブ顆粒の生物学的同等性は示されていない(セルメチニブカプセルとセルメチニブ顆粒の切替えを行う場合は、患者の状態をより慎重に観察すること)。
7.2. 本製剤のカプセルは容器であることから、カプセル型容器ごと投与せず、容器内の顆粒のみを全量投与すること〔14.2参照〕。
7.3. 1歳未満の患者における有効性及び安全性は確立していない〔9.7小児等の項、17.1.1参照〕。
7.4. 体表面積から換算した本剤の投与量は次のとおりとする。
1). 体表面積0.40-0.49㎡:(投与量)1回10mg1日2回。
2). 体表面積0.50-0.59㎡:(投与量)1回12.5mg1日2回。
3). 体表面積0.60-0.69㎡:(投与量)1回15mg1日2回。
4). 体表面積0.70-0.89㎡:(投与量)1回20mg1日2回。
5). 体表面積0.90-1.09㎡:(投与量)1回25mg1日2回。
6). 体表面積1.10-*1.29㎡:(投与量)1回30mg1日2回。
*)体表面積が1.29㎡を超えセルメチニブカプセルの服用が困難な患者に本剤を継続して投与する場合には、その投与量はセルメチニブカプセルで設定されている用量に準じること。
7.5. 本剤投与により副作用が発現した場合には、次の基準を参考に、本剤を休薬、減量又は中止すること(2段階減量後に忍容性が認められない場合、投与を中止すること)。
[副作用の発現により減量する場合の投与量]
1). 体表面積0.40-0.49㎡:(1段階減量)朝7.5mg、夜7.5mg、(2段階減量)朝5mg、夜5mg。
2). 体表面積0.50-0.59㎡:(1段階減量)朝10mg、夜10mg、(2段階減量)朝7.5mg、夜7.5mg。
3). 体表面積0.60-0.69㎡:(1段階減量)朝12.5mg、夜12.5mg、(2段階減量)朝10mg、夜10mg。
4). 体表面積0.70-0.89㎡:(1段階減量)朝15mg、夜15mg、(2段階減量)朝12.5mg、夜12.5mg。
5). 体表面積0.90-1.09㎡:(1段階減量)朝20mg、夜20mg、(2段階減量)朝15mg、夜15mg。
6). 体表面積1.10-*1.29㎡:(1段階減量)朝22.5mg、夜22.5mg、(2段階減量)朝15mg、夜15mg。
*)体表面積が1.29㎡を超え、セルメチニブカプセルの服用が困難な患者に本剤を継続して投与する場合には、その投与量はセルメチニブカプセルで設定されている用量に準じること。
[副作用発現時の用量調節基準]
1). 左室駆出率(LVEF)低下:
①. 投与前から10%以上低下かつ正常下限値以下で無症候性左室駆出率低下(投与前から10%以上低下かつ正常下限値以下で無症候性LVEF低下):回復するまで休薬し、再開する場合、用量を1段階減量して投与する。
②. 症候性左室駆出率低下又はGrade3以上の左室駆出率低下(症候性LVEF低下又はGrade3以上のLVEF低下):投与を中止する。
2). 眼障害:
①. 網膜色素上皮剥離又は中心性漿液性網膜症:回復するまで休薬し、再開する場合、用量を1段階減量して投与する。
②. 網膜静脈閉塞:投与を中止する。
3). 筋障害:
①. Grade1のCK上昇又は忍容可能なGrade2のCK上昇又はGrade1の筋症状又は忍容可能なGrade2の筋症状:患者の状態に注意しながら投与を継続する。
②. 忍容不能なGrade2のCK上昇又はGrade3のCK上昇又は忍容不能なGrade2の筋症状又はGrade3の筋症状:Grade1以下に回復するまで休薬し、再開する場合、用量を1段階減量して投与する。
③. Grade4のCK上昇:Grade1以下に回復するまで休薬し、再開する場合、用量を1段階減量して投与する(また、投与中止を検討する)。
④. 横紋筋融解症:投与を中止する。
4). 下痢:
①. Grade1の下痢又は忍容可能なGrade2の下痢:患者の状態に注意しながら投与を継続する。
②. 忍容不能なGrade2の下痢又はGrade3の下痢:Grade1以下に回復するまで休薬し、再開する場合、用量を1段階減量して投与する。
③. Grade4の下痢:投与を中止する。
5). 前記以外の副作用:
①. Grade1の副作用又は忍容可能なGrade2の副作用:患者の状態に注意しながら投与を継続する。
②. 忍容不能なGrade2の副作用又はGrade3の副作用:Grade1以下に回復するまで休薬し、再開する場合、用量を1段階減量して投与する。
③. Grade4の副作用:Grade1以下に回復するまで休薬し、再開する場合、用量を1段階減量して投与する(また、投与中止を検討する)。
GradeはCTCAE ver.4.03に準じる。
7.6. 中等度肝機能障害(Child-Pugh分類B)のある患者では、7.7項を参考に、本剤1回20mg/㎡の1日2回投与とすること〔9.3.2、16.6.2参照〕。
7.7. 強いCYP3A阻害剤又は中程度のCYP3A阻害剤若しくはフルコナゾールとの併用は可能な限り避けること(次に従い、やむを得ず併用する場合には、1回20mg/㎡の1日2回投与とし、併用中に副作用が発現した場合には、1回15mg/㎡の1日2回投与に減量すること)〔10.2、16.7.1、16.7.2、16.7.4参照〕。
[1回20mg/㎡1日2回及び1回15mg/㎡1日2回の投与量]
1). 体表面積0.40-0.49㎡:(20mg/㎡)朝7.5mg、夜7.5mg、(15mg/㎡)朝7.5mg、夜5mg。
2). 体表面積0.50-0.59㎡:(20mg/㎡)朝10mg、夜10mg、(15mg/㎡)朝7.5mg、夜7.5mg。
3). 体表面積0.60-0.69㎡:(20mg/㎡)朝12.5mg、夜12.5mg、(15mg/㎡)朝10mg、夜7.5mg。
4). 体表面積0.70-0.89㎡:(20mg/㎡)朝15mg、夜15mg、(15mg/㎡)朝10mg、夜10mg。
5). 体表面積0.90-1.09㎡:(20mg/㎡)朝20mg、夜20mg、(15mg/㎡)朝15mg、夜15mg。
6). 体表面積1.10-*1.29㎡:(20mg/㎡)朝25mg、夜25mg、(15mg/㎡)朝25mg、夜10mg。
*)体表面積が1.29㎡を超え、セルメチニブカプセルの服用が困難な患者に本剤を継続して投与する場合には、その投与量はセルメチニブカプセルで設定されている用量に準じること。
改訂情報
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医師の処方により使用する医薬品。
特定薬剤管理指導加算等の算定対象となる薬剤。
