ブテナフィン塩酸塩クリーム1%「VTRS」
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
医薬品コード(YJコード):2659708N1112
- 収載区分
- 統一名収載
- 先発・後発情報
- 後発品(加算対象)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- ブテナフィン塩酸塩1%クリーム
- 英名(商品名)
- Butenafine hydrochloride
- 規格
- 1%1g
- 薬価
- 15.20
- メーカー名
- ヴィアトリス・ヘルスケア/ヴィアトリス製薬
- 規制区分
- -
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- ベンジルアミン系抗真菌薬
- 色
- 白
- 識別コード
- -
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2024年7月改訂(第2版)
- 告示日
- -
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- 2022年5月版
- 医薬品マスタ削除予定
- 2027年10月版
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
- 禁止物質なし(使用の適否を判断するものではありません)
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
改訂情報
-
効能効果
次記の皮膚真菌症の治療。
1). 白癬:足部白癬、股部白癬、体部白癬。
2). 癜風。
用法用量
1日1回患部に塗布する。
警告・禁忌・相互作用・その他の注意
(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
(小児等)
9.7.1. 低出生体重児又は新生児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
9.7.2. 乳児又は3歳以下の幼児では、刺激感、発赤等があらわれやすいので、このような症状があらわれた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤使用時の注意
著しい糜爛面には使用しないこと。
(保管上の注意)
室温保存。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
皮膚:(0.1~5%未満)接触皮膚炎、局所発赤・局所紅斑、皮膚刺激感、皮膚そう痒、皮膚水疱、(0.1%未満)落屑、(頻度不明)皮膚糜爛、皮膚亀裂。
薬物動態
16.1 血中濃度
16.1.1 単回投与
健康成人の背部皮膚表面500cm2にブテナフィン塩酸塩クリーム1%5gを単回投与(12時間塗布)したときの血漿中濃度は、12時間(塗布終了時)で最高となりCmaxは4.0ng/mL、消失半減期は23.4時間であった。
16.1.2 反復投与
健康成人の背部皮膚表面500cm2にブテナフィン塩酸塩クリーム1%5gを7日間反復投与したとき、最高血漿中濃度は2日目以降4.3~4.8ng/mLでほぼ一定となった。
16.2 吸収
健康成人の背部皮膚表面500cm2にブテナフィン塩酸塩クリーム1%5gを単回投与(12時間塗布)したときのブテナフィン塩酸塩の回収率は77.9%であった。
16.4 代謝
健康成人の背部皮膚表面500cm2にブテナフィン塩酸塩クリーム1%5gを単回投与(12時間塗布)したときの代謝物の検索を行ったところ、尿中にごく微量の未変化体が認められたのみであった。
臨床成績
17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 国内第II相試験
白癬又は癜風の患者を対象に、ブテナフィン塩酸塩クリーム1%を1日1回2週間(手・足部白癬では4週間)患部に入浴後又は就寝前に塗布したところ、有効率は次表のとおりであった。
<<表省略>>
副作用発現頻度は、クリームで2.3%(9/400例)であった。
17.1.2 国内第III相比較試験
白癬又は癜風の患者を対象に、ブテナフィン塩酸塩クリーム1%又はビホナゾールクリーム1%を1日1回2週間(足部白癬では4週間)患部に入浴後又は就寝前に塗布したところ、有効率は次表のとおりであった。
<<表省略>>
副作用発現頻度は、1.6%(4/249例)であった。主な副作用は、そう痒1.2%(3/249例)、発赤0.8%(2/249例)であった。
17.1.3 国内第III相一般臨床試験
白癬又は癜風の患者を対象に、ブテナフィン塩酸塩クリーム1%を1日1回2週間(足部白癬では4週間)患部に入浴後又は就寝前に塗布したところ、有効率は次表のとおりであった。
<<表省略>>
副作用は接触皮膚炎2.1%(1/47例)のみであった。
17.1.4 国内第III相比較試験
足部白癬の患者を対象に、ブテナフィン塩酸塩クリーム1%を1日1回4週間又はクロトリマゾールクリーム1%を1日2回4週間朝及び晩(入浴後又は就寝前)患部に塗布したところ、有効率は次表のとおりであった。
<<表省略>>
副作用は認められなかった。
17.1.5 国内長期投与試験
足部白癬の患者を対象に、ブテナフィン塩酸塩クリーム1%を1日1回4週間以上8週間まで入浴後又は就寝前に患部に塗布したところ、有効率は次表のとおりであった。
<<表省略>>
17.3 その他
17.3.1 皮膚刺激性
本邦パッチテスト研究班の基準に基づき、健康成人並びに皮膚疾患患者を対象にクリーム剤、外用液剤及びそれぞれの基剤を用いたパッチテストと皮膚疾患患者における光パッチテストの結果、皮膚刺激性は認められなかった。
薬効薬理
18.1 作用機序
スクアレンのエポキシ化反応阻害に基づいて、真菌細胞膜の構成成分であるエルゴステロールの合成を阻害する。
18.2 抗真菌作用
18.2.1 抗真菌活性
ブテナフィン塩酸塩は皮膚糸状菌(Trichophyton属、Microsporum属、Epidermophyton属)及び癜風菌(Malassezia furfur)に対して強い抗菌力を示す(in vitro)。
主な臨床分離株に対する最小発育阻止濃度(MIC)
<<表省略>>
18.2.2 実験的白癬治療効果
Trichophyton mentagrophytesによるモルモット背部白癬モデル及び足部白癬モデルに対して、1日1回の塗布で治療効果を認めた。
〈モルモット足部白癬に対する効果〉
<<表省略>>
〈モルモット背部白癬に対する効果〉
<<表省略>>
18.3 皮膚貯留性
モルモットの背部皮膚面にブテナフィン塩酸塩外用液1%を塗布し、24、48又は72時間後にTrichophyton mentagrophytesを接種した実験では、24及び48時間で感染は完全に予防された。
さらにブテナフィン塩酸塩の皮膚中濃度を測定した結果、24、48、72時間のいずれにおいてもT.mentagrophytesの最小殺菌濃度(0.012μg/mL)をはるかに上回る皮膚中濃度が維持されていた。
18.4 生物学的同等性試験
18.4.1 モルモット実験的感染モデルに対する治療効果
モルモットに白癬菌(Trichophyton mentagrophytes)及び癜風菌(Malassezia furfur)を接種し、各々感染モデルを作成した(n=10)。感染確認後、ブテナフィン塩酸塩クリーム1%「VTRS」及びボレークリーム1%を各々塗布し(300mg/body/day)、経日的な病変部の観察とスコア化、感染部位の細菌学的検討により治療効果の比較検討した結果、いずれも同様に優れた治療効果を示し、両剤間に有意な差は認められず、両剤の効果は生物学的に同等と判断された。
18.4.2 抗真菌作用
皮膚糸状菌及び癜風菌を用いて、ブテナフィン塩酸塩クリーム1%「VTRS」及びボレークリーム1%の抗真菌作用について比較検討した結果、両剤とも5~20分の作用時間で抗真菌活性を示し、いずれの菌に対しても有意な抗真菌作用が認められ、両剤は生物学的に同等と判断された(in vitro)。
医師の処方により使用する医薬品。
