ブリカニール錠2mg
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
医薬品コード(YJコード):2252003F1085
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- テルブタリン硫酸塩錠
- 英名(商品名)
- Bricanyl
- 規格
- 2mg1錠
- 薬価
- 6.10
- メーカー名
- アストラゼネカ
- 規制区分
- -
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 気管支拡張薬〔β刺激薬〕
- 色
- 白
- 識別コード
- (本体)@ 211 (被包)@ 211 2mg
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2023年7月改訂(第1版)
- 告示日
- 2008年6月20日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- -
- 医薬品マスタ削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
-
禁止物質あり(使用の適否を判断するものではありません)
競技会区分:常に禁止(競技会検査及び競技会外検査)
セクション:S3. ベータ−2作用剤
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
外形画像
改訂情報
-
効能効果
次記疾患の気道閉塞性障害にもとづく呼吸困難などの諸症状の緩解:気管支喘息、慢性気管支炎、喘息性気管支炎、気管支拡張症および肺気腫。
用法用量
通常1回量として、次記用量を1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状に応じて適宜増減する。
1). 成人:2錠(テルブタリン硫酸塩として4mg)。
2). 6歳以上の小児:1錠(テルブタリン硫酸塩として2mg)。
3). 5歳以下の幼児:1/2錠(テルブタリン硫酸塩として1mg)。
警告・禁忌・相互作用・その他の注意
(禁忌)
2.1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(重要な基本的注意)
8.1. 用法・用量どおり正しく使用しても効果が認められない場合は、本剤が適当でないと考えられるので投与を中止すること。なお、小児に投与する場合には、使用法を正しく指導し、経過の観察を十分に行うこと。
8.2. 過度に使用を続けた場合、不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがあるので、使用が過度にならないように注意すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 甲状腺機能亢進症の患者:動悸、頻脈を助長させるおそれがある。
9.1.2. 高血圧のある患者:血圧を上昇させるおそれがある。
9.1.3. 心疾患のある患者:症状を悪化させるおそれがある。
9.1.4. 糖尿病の患者:血糖値を上昇させるおそれがある。
9.1.5. 低酸素血症の患者:血清カリウム値をモニターすることが望ましい(低酸素血症では血清カリウム値の低下により心リズムに及ぼす作用が増強されることがある)〔11.1.2参照〕。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。なお、妊娠3ヵ月以内には投与しないことが望ましい〔15.1.1参照〕。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(海外で実施された臨床薬理試験において、喘息をもつ授乳婦2例にテルブタリン硫酸塩2.5mgを1日3回経口投与したとき、投与後8時間までの母乳中テルブタリン濃度は平均3.5ng/mLであったとの報告がある)。
(小児等)
低出生体重児、新生児を対象とした臨床試験は実施していない。
(高齢者)
減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
(相互作用)
10.2. 併用注意:
1). カテコールアミン製剤(アドレナリン、イソプロテレノール等)[不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがある(併用によりアドレナリン作動性神経刺激の増大が起きる)]。
2). キサンチン誘導体(テオフィリン、アミノフィリン水和物、ジプロフィリン等)〔11.1.2参照〕[低カリウム血症による不整脈を起こすおそれがあるので、血清カリウム値のモニターを行う(キサンチン誘導体との併用によりc-AMP量が増加し、血清カリウム値の低下を増強することがある)]。
3). ステロイド剤(ベタメタゾン、プレドニゾロン、ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム等)、カリウム排泄型利尿剤(フロセミド、トリクロルメチアジド、ヒドロクロロチアジド等)〔11.1.2参照〕[低カリウム血症による不整脈を起こすおそれがあるので、血清カリウム値のモニターを行う(ステロイド剤及びカリウム排泄型利尿剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下を増強することが考えられる)]。
4). β遮断剤<β1選択性>(アテノロール、塩酸セリプロロール、ビソプロロールフマル酸塩等)[本剤の作用を減弱させるおそれがある(β遮断剤は、β2刺激剤である本剤の作用と拮抗することがある)](β遮断剤のうち非選択性の薬剤は、気管支喘息、気管支痙攣のおそれのある患者へは投与禁忌である)。
(過量投与)
13.1. 徴候・症状
過量投与時、頭痛、不安感、振戦、強直性筋痙直、心悸亢進、不整脈、血圧低下、高血糖、乳酸アシドーシス、低カリウム血症があらわれることがある。
13.2. 処置
過量投与時、治療剤として心選択性β遮断剤があるが、気管支痙攣誘発の可能性があるため慎重に投与すること。過量投与時、血圧低下に対しては血漿増量剤を投与する。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤交付時の注意
14.1.1. PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
14.1.2. PTPシートから錠剤を取り出して投与する場合には、吸湿に注意すること。
(その他の注意)
15.1. 臨床使用に基づく情報
15.1.1. 海外において適応外であるが切迫早産の治療に使用した際に、母体において重篤な循環器系副作用や死亡が認められたとの報告がある〔9.5妊婦の項参照〕。
15.2. 非臨床試験に基づく情報
15.2.1. SD系ラットに50mg/kg以上の量を2年間経口投与した試験で、卵巣間膜過形成、卵巣嚢胞が、また、用量依存的に卵巣間膜平滑筋腫が発現した。この腫瘍はラットに特異的なものであると考えられており、また、各種β刺激剤を長期間反復投与することにより発現することが報告されている。
(保管上の注意)
室温保存。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. アナフィラキシー(頻度不明):アナフィラキシー(呼吸困難、血管浮腫、蕁麻疹等)があらわれることがある。
11.1.2. 重篤な血清カリウム値低下(頻度不明):キサンチン誘導体併用、ステロイド剤併用及び利尿剤併用により血清カリウム値低下増強することがあるので、重症喘息患者では特に注意すること〔9.1.5、10.2参照〕。
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(頻度不明)発疹。
2). 循環器:(5%未満)動悸、(頻度不明)頻脈、血圧変動、胸部圧迫感、不整脈。
3). 精神神経系:(5%未満)手指振戦、頭痛、(頻度不明)手指のこわばり・手指のしびれ感、めまい・ふらつき、痙直、不眠、傾眠、激越、運動過多、情緒不安。
4). 消化器:(5%未満)悪心・嘔吐、食欲不振。
薬物動態
16.1 血中濃度
成人喘息患者8例にテルブタリン硫酸塩5mgを単回経口投与した場合、血清中未変化体濃度は投与後2~4時間に最高値3.2ng/mLを示した。(外国人データ)
(注)本剤の承認された1回用量は、通常成人にはテルブタリン硫酸塩として4mgである。
16.5 排泄
健康成人に放射能標識テルブタリン硫酸塩を単回経口投与した場合、投与後72時間までの累積尿中排泄率は、未変化体では約7.3%、総テルブタリン(未変化体+抱合体)では約40%であり、代謝物の大部分は硫酸抱合体であった。(外国人データ)
臨床成績
17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 オルシプレナリンを標準薬とした群間比較による二重盲検試験
気管支喘息患児100例を対象として、本剤2mg又はオルシプレナリン10mgを1日3回、3日間投与した臨床試験において、総合判定の評価が有効以上(著効+有効)であった例数は、本剤投与例41例中35例(85.4%)であった。本臨床試験において本剤投与例50例中1例(2.0%)に2件の副作用が報告された。報告された副作用は嘔気1例(2.0%)及び嘔吐1例(2.0%)であった。
17.1.2 オルシプレナリンを標準薬とした交叉法による二重盲検試験
成人気管支喘息患者41例を対象として、本剤4mg及びオルシプレナリン20mgを1日3回交叉法にてそれぞれ2週間投与した臨床試験において、改善状態の評価が好転以上(顕著+好転)であった例数は、本剤投与例31例中13例(41.9%)であった。本臨床試験において本剤投与例41例中3例(7.3%)に4件の副作用が報告された。報告された副作用は動悸1例(2.4%)、喘鳴増悪1例(2.4%)、振戦1例(2.4%)及び不安感1例(2.4%)であった。
17.1.3 トリメトキノールを標準薬とした二重盲検試験
成人気管支喘息患者29例を対象として、本剤4mg及びトリメトキノール4mgを1日3回交叉法にてそれぞれ2週間投与した臨床試験において、総合判定による評価がやや有効以上(著効+有効+やや有効)であった例数は、本剤投与例26例中22例(84.6%)であった。本臨床試験において本剤投与例29例中4例(13.8%)に7件の副作用が報告された。報告された副作用は動悸2例(6.9%)、振戦1例(3.4%)、頻脈1例(3.4%)、耳鳴1例(3.4%)、眠気1例(3.4%)及び胃部不快感1例(3.4%)であった。
17.1.4 プラセボを用いた二重盲検試験
難治性気管支喘息患児29例を対象として、本剤2mg及びプラセボを1日3回交叉法にてそれぞれ2週間投与した臨床試験において、優劣判定により評価で本剤が優れていたと判定された例数は、27例中16例(59.3%)であった。本臨床試験における本剤投与例29例で副作用は報告されなかった。
17.1.5 一般臨床試験
気管支喘息、慢性気管支炎、喘息性気管支炎、気管支拡張症及び肺気腫の成人又は幼・小児患者262例(錠、細粒を含む)を対象として、1回標準投与量4mg(成人)、2mg(小児)又は1mg(幼児)を1日3回、3~130日間(錠)又は3~35日間もしくは頓用(細粒)投与した一般臨床試験11試験で得られた有効率及び副作用は次のとおりであった。一般臨床試験11試験において、262例中16例(6.1%)に17件の副作用が報告された。主な副作用は、動悸7例(2.7%)及び振戦6例(2.3%)であった。
<<表省略>>
薬効薬理
18.1 作用機序
テルブタリン硫酸塩はアドレナリン作動性β受容体刺激剤であり、気管支拡張作用を示す。
18.2 気管支平滑筋及び心筋に対する作用
テルブタリン硫酸塩はモルモット、イヌあるいはそれらの摘出器官を用いた実験でβ刺激作用、すなわち気管支平滑筋に対して弛緩作用、心筋に対して収縮力増強作用を示す。その作用は気管支平滑筋に対する方が強く、心筋に影響を与えない量で気管支平滑筋の弛緩が認められる。
18.3 ヒスタミンによる気道抵抗増大に対する抑制作用とその持続時間
モルモット、ネコあるいはイヌにヒスタミンを静注して生じる気道抵抗の増大に対して、テルブタリン硫酸塩は、抑制作用を示す。同等の作用を示す投与量でのテルブタリン硫酸塩の作用持続時間は、イソプロテレノールやオルシプレナリンより長い。
18.4 アナフィラキシー性気道抵抗増大に対する抑制作用
テルブタリン硫酸塩は、感作ラットに抗原を静注して生じるアナフィラキシー性気道抵抗の増大に対しても抑制作用を示し、その効力は、イソプロテレノールとほぼ同等である。
医師の処方により使用する医薬品。
