タナドーパ顆粒75%
医療用
医療用医薬品:
医師の処方により使用する医薬品
医師の処方により使用する医薬品
医薬品コード(YJコード):2119007D1031
- 収載区分
- 銘柄別収載
- 先発・後発情報
- 先発品(後発品なし)
- オーソライズド
ジェネリック - -
- 一般名
- ドカルパミン顆粒
- 英名(商品名)
- Tanadopa
- 規格
- 75%1g
- 薬価
- 249.00
- メーカー名
- 田辺ファーマ
- 規制区分
- 劇薬
- 長期投与制限
- -
- 標榜薬効
- 強心薬〔β1刺激薬〕
昇圧薬〔β1刺激薬〕 - 色
- 白〜微黄白
- 識別コード
- (被包)TA506
- [@: メーカーロゴ]
- 添付文書
-
PDF 2025年12月改訂(第2版)
- 告示日
- 2007年6月15日
- 経過措置期限
- -
- 医薬品マスタに反映
- -
- 医薬品マスタ削除予定
- -
- 運転注意
- 情報なし(使用の適否を判断するものではありません)
- ドーピング
-
禁止物質あり(使用の適否を判断するものではありません)
競技会区分:競技会において禁止
セクション:S6. 興奮剤
- CP換算
- -
- 長期収載品選定療養
- -
[識別コードの表記 @: メーカーロゴ]
改訂情報
-
効能効果
ドパミン塩酸塩注射液、ドブタミン塩酸塩注射液等の少量静脈内持続点滴療法(5μg/kg/min未満)からの離脱が困難な循環不全で、少量静脈内持続点滴療法から経口剤への早期離脱を必要とする場合。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. ドパミン塩酸塩注射液、ドブタミン塩酸塩注射液等の少量静脈内持続点滴療法(5μg/kg/min未満)が行われている時期(発症後約1週間)において、点滴剤からの早期離脱を必要とする場合に本剤に切り換える。
5.2. 本剤の切り換え投与に当たっては、血圧低下、尿量減少、呼吸困難、倦怠感、脈拍変動等に注意し、切り換えが困難と考えられる場合はもとの点滴療法にもどすこと。
用法用量
通常、成人にはドカルパミンとして1日量2250mg(本剤3g)を3回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
警告・禁忌・相互作用・その他の注意
(禁忌)
2.1. 褐色細胞腫又はパラガングリオーマの患者[血中にカテコラミンが過剰に分泌されているので、ドパミン産生物質を投与すると、一層の過剰反応が起こったり、期待した効果が得られないおそれがある]。
(重要な基本的注意)
8.1. 治療に当たっては、経過を十分に観察し、病状に応じ、治療上必要最小限の使用にとどめること。なお、長期の使用経験は十分でないので、長期の維持療法には用いないことが望ましい。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 肥大型閉塞性心筋症(特発性肥厚性大動脈弁下狭窄)の患者:心収縮力増強作用により、左室流出障害を増強させるおそれがある。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験(ラット)で胎仔発育抑制及び出生仔発育抑制が報告されている)。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット)で血清プロラクチン低下及び動物実験(ラット)で本剤の乳汁移行性が認められている)。
(小児等)
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(高齢者)
患者の状態を観察しながら、慎重に投与すること(一般に生理機能が低下していることが多く、副作用があらわれやすい)。
(相互作用)
10.2. 併用注意:
1). フェノチアジン系誘導体(クロルプロマジン)、ブチロフェノン系誘導体(ハロペリドール、ドロペリドール等)[本剤の腎動脈血流量増加等の作用が減弱することがあるので、併用する場合には、用量に注意する(フェノチアジン系薬剤、ブチロフェノン系薬剤のドパミン受容体遮断作用による)]。
2). MAO阻害剤[本剤の作用<血圧上昇等>が増強かつ延長するおそれがあるので、異常が認められた場合には、本剤を減量するなど適切な処置を行う(本剤の代謝が阻害される)]。
(取扱い上の注意)
開封後は湿気を避けて保存すること。
(保管上の注意)
室温保存。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 心室頻拍(1%未満)等の不整脈:症状があらわれた場合には、抗不整脈剤を投与するなど適切な処置を行うこと。
11.1.2. 肝機能障害(1%未満)、黄疸(0.1%未満):AST上昇、ALT上昇、ALP上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇等を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがある。
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(0.1~5%未満)発疹。
2). 循環器:(0.1~5%未満)頻脈、心室性期外収縮、心房細動等の不整脈、動悸。
3). 精神神経系:(0.1%未満)めまい。
4). 消化器:(0.1~5%未満)悪心、嘔吐、食欲不振、胃不快感。
5). 血液:(頻度不明)血小板減少。
発現頻度は、製造販売後調査の結果を含む。
薬物動態
16.1 血中濃度
健康成人男子9例にタナドーパ顆粒75%1g(ドカルパミンとして750mg)を単回経口投与した場合、血漿中遊離型ドパミン濃度は1.5時間後に最大値(63±14ng/mL)に達し、5時間後にはほとんど消失した。
<<図省略>>
16.2 吸収
ラットのin situ結紮腸管からの3H-ドカルパミンの投与後6時間までの吸収率は87.8%であった。ラットにおける14C-ドカルパミン30mg/kgの経口及び静脈内投与時のAUC又は尿中排泄率から求めた消化管吸収率はそれぞれ84.3%又は89.4%であった。
16.3 分布
血漿蛋白結合率は40.5%であった(ヒト、限外ろ過法、in vitro)。
16.4 代謝
ドカルパミンのカテコールエステル及びアミド結合の加水分解により、活性体であるドパミンが生成する(ラット、イヌ)。
16.5 排泄
健康成人男子にタナドーパ顆粒75%1g(ドカルパミンとして750mg)を単回経口投与した場合、24時間以内に投与量の約70%が尿中に排泄された。尿中排泄物は、遊離型及び抱合型ドパミンが半分以上を占め、残りはホモバニリン酸と3,4-ジヒドロキシフェニル酢酸等であった。
臨床成績
17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 国内第III相試験
心筋症、虚血性心疾患、弁膜症などに基づく急性循環不全の回復期の循環不全患者45例を対象として本剤(ドカルパミンとして1回750mgを1日3回)を3日間経口投与した多施設二重盲検比較試験により、本剤の有用性が認められた。
副作用発現頻度は10.6%(5/47例)であった。主な副作用は心室性期外収縮4.3%(2/47例)であった。
17.1.2 国内臨床試験
二重盲検比較試験を除く一般臨床試験における有用率は74.2%(95/128例)であった。各基礎疾患別の有用率は次表のとおりである。
<<表省略>>
薬効薬理
18.1 作用機序
本剤はドパミンのカテコール基及びアミノ基を保護した化学構造を持ち、消化器及び肝臓におけるドパミンの初回通過代謝が軽減され、効率的に血漿中遊離型ドパミン濃度を上昇させる。本剤の腎血管拡張作用はDA1拮抗薬により、心収縮力増強作用はβ遮断薬によりほぼ完全に抑制される。したがって、本剤の作用機序はDA1及び心筋β1受容体の活性化によると思われる。
18.2 心収縮力増強作用
麻酔犬に7~20mg/kgを十二指腸内投与した場合、心収縮能(LV dp/dt max)を用量依存的に増強させる。
18.3 腎血流増加作用・尿量増加作用
生理食塩液負荷麻酔犬に11.2mg/kgを十二指腸内投与した場合、腎血流量、糸球体濾過値をそれぞれ24%増加させ、尿量を2.9倍に増加させる。その際のNa排泄量は2.6倍に、K排泄量は1.8倍に増加しており、Na排泄のほうがより著明にあらわれる。
18.4 末梢血流量増加作用
麻酔犬に11.2mg/kgを十二指腸内投与した場合、腸間膜動脈血流量を26%増加させる。
麻酔犬に12mg/kgを十二指腸内投与した場合、心拍出量を20%、門脈血流量を21%、冠動脈血流量を15%増加させる。
18.5 心拍数、血圧に及ぼす影響
麻酔犬に3.7~33.5mg/kgを十二指腸内投与した場合、血圧、心拍数にはほとんど影響を与えない。
医師の処方により使用する医薬品。
