疾患別治療薬の位置付けについて

『疾患別治療薬の位置付け』とは?

疾患ごとの薬物治療管理に必要な多様な情報を一元化し、治療薬の臨床的な位置付けや特徴を可視化したサイトです。エビデンスに基づいた薬物療法を支援します。

  1. 治療薬としての特徴・位置付けを端的に把握することが可能
  2. 治療薬としての多様な情報・評価について成分間の比較が可能
  3. 効能・効果、薬物動態、一日薬価等10項目の製品情報の比較が可能

登録対象としている成分は?

  • 日常よく遭遇する疾患の薬物療法に使用されている治療薬を対象としています。
  • 新有効成分や、参考文献等に未掲載の成分等は登録対象外となる場合があります。

データの出典は?

  • 関節リウマチ診療ガイドライン
  • 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン
  • 炎症性腸疾患(IBD)診療ガイドライン
  • 高血圧治療ガイドライン
  • 糖尿病診療ガイドライン
  • 高齢者の安全な薬物治療ガイドライン
  • 各種添付文書、インタビューフォーム、患者向け医薬品ガイド等製薬会社資料
  • その他医療系月刊誌、および関連書籍

更新頻度/タイミングは?

関連学会から新たな診療ガイドラインが発表された際には、内容を踏まえ更新の必要性を検討し、順次反映を進めます。内容や検討状況に応じて反映まで一定のお時間をいただく場合があります。

『製品情報の比較』に関するデータは毎月更新しており、月初時点の最新情報を中旬に反映しています。

『成分の評価一覧』とは?

  • 治療薬の情報を、成分間で容易に比較するための評価項目一覧です。
  • 有効性、安全性、病態別あるいは患者属性(高齢者・腎機能低下時など)別の治療薬としての推奨度など、成分間で比較可能な評価項目やその評価尺度を対象疾患ごとに選定し搭載しています。
  • 評価項目には、内容を区分するための「分類」を付与しています。
  • 成分の評価一覧の画面で「評価」右の「?」アイコンをクリックすると、その評価項目に関連する評価尺度や比較用語等が表示されます。

『位置付けポイント』とは?

  • 成分ごとに、評価、特徴、特質等の特筆すべきポイントを評価一覧から抜粋した、簡潔なテキスト情報です。
  • 治療薬の特徴を端的に把握することができます。

『製品情報の比較』とは?

  • 薬価基準収載医薬品及び一部の薬価基準未収載医薬品のうち、対象疾患の治療薬に該当する全ての医薬品(製品)を搭載しています。
  • 10項目の情報について、製品間の比較ができます。

効能効果

  • 添付文書に記載されているすべての効能効果を登録しています。

対象疾患に関連する用法

  • 疾患に関連する用法について、「対象疾患に関連する病名:その病名で用いる際の用法」の順に設定しています。
  • 小児(15歳未満)と成人(15歳以上)の対象疾患に関連する用法がある医薬品の場合は、成人の対象疾患に関連する用法のみを設定、小児(15歳未満)にのみ使用され成人の用法がない医薬品の場合は、小児(15歳未満)の対象疾患に関連する用法を設定しています。

最小用量一日薬価

最大用量一日薬価

  • 対象疾患に関連する用法用量における一日あたりの最小用量と最大用量の薬価(単位:円、小数点第三位を四捨五入)を算出し設定しています。
  • 連日投与ではない医薬品も、一日あたりに換算した補正後の一日量を設定しているため、一日あたりの標準的な薬価の比較にご利用いただけます。
  • 対象疾患に関連する用法用量が複数ある場合(関連する病名が複数ある場合や、年齢により用法用量が異なる場合など)
    • 成人(15歳以上)の用法用量の中で、一日あたりの最も大きな用量と、最も小さな用量から薬価を算出しています。
    • 成人の用法がなく小児(15歳未満)にのみ使用される医薬品は、小児の用法用量の中の最大用量、最小用量から薬価を算出しています。

薬物動態_半減期

薬物動態_最高血中濃度到達時間

  • インタビューフォームに記載の薬物動態試験より、以下の条件に限定して「半減期」及び「最高血中濃度到達時間」を設定しています。
    • 対象者: 健康成人または患者
    • 対象物質: 薬理活性を有する「未変化体」または「活性代謝物」

薬物動態_肝腎排泄型

  • インタビューフォームやその他資料より、尿中活性体排泄率を求め、その値から以下のような基準でデータを設定しています。
    • 尿中活性体排泄率60~100%:腎排泄型
    • 尿中活性体排泄率40~59%:腎排泄・肝消失型
    • 尿中活性体排泄率0~39%:肝消失型
    • 吸収されない場合:該当なし
    • 情報がない場合:不明

妊婦禁忌情報

授乳婦禁忌情報

  • 添付文書の情報から、妊婦及び授乳婦に関する投与禁忌・原則投与禁忌をそれぞれ設定しています。

在宅自己注射フラグ

  • 在宅での自己注射が可能な医薬品(在宅自己注射指導管理料の対象医薬品)に『○』を設定しています。

『疾患別治療薬の位置付け』内で使用されている主な略語一覧

成分名の略語一覧 その他の略語一覧
略語表記 正式名称 略語表記 正式名称
6-MPメルカプトプリンACR50米国リウマチ学会(ACR)が定めた関節リウマチの治療評価指標
ABTアバタセプトCDクローン病
ADAアダリムマブcsDMARD従来型抗リウマチ薬
ASAアミノサリチル酸CVD心血管疾患
BARIバリシチニブDAS関節リウマチの疾患活動性の評価指数
CZPセルトリズマブ ペゴルEN結節性紅斑
ETNエタネルセプトESR赤血球沈降速度
GOLゴリムマブHAQ-DI健康評価質問票を用いた機能障害指数
GST金チオリンゴ酸ナトリウムISA内因性交感神経刺激作用
HCQヒドロキシクロロキンLPDリンパ増殖性疾患
IFXインフリキシマブMACE主要心血管イベント
IGUイグラチモドMMXマルチ・マトリックス・システム
LEFレフルノミドmTSS修正総Sharpスコア
MTXメトトレキサートNYHAニューヨーク心臓協会
OZRオゾラリズマブPG壊疽性膿皮症
PEFIペフィシチニブRP先行バイオ医薬品
PSLプレドニゾロンRRリスク比
SARサリルマブSJC腫脹関節数
SASPサラゾスルファピリジンTJC圧痛関節数
TACタクロリムスUC潰瘍性大腸炎
TCZトシリズマブ
TOFトファシチニブ
成分名の略語一覧
略語表記 正式名称
6-MPメルカプトプリン
ABTアバタセプト
ADAアダリムマブ
ASAアミノサリチル酸
BARIバリシチニブ
CZPセルトリズマブ ペゴル
ETNエタネルセプト
GOLゴリムマブ
GST金チオリンゴ酸ナトリウム
HCQヒドロキシクロロキン
IFXインフリキシマブ
IGUイグラチモド
LEFレフルノミド
MTXメトトレキサート
OZRオゾラリズマブ
PEFIペフィシチニブ
PSLプレドニゾロン
SARサリルマブ
SASPサラゾスルファピリジン
TACタクロリムス
TCZトシリズマブ
TOFトファシチニブ
その他の略語一覧
略語表記 正式名称
ACR50米国リウマチ学会(ACR)が定めた関節リウマチの治療評価指標
CDクローン病
csDMARD従来型抗リウマチ薬
CVD心血管疾患
DAS関節リウマチの疾患活動性の評価指数
EN結節性紅斑
ESR赤血球沈降速度
HAQ-DI健康評価質問票を用いた機能障害指数
ISA内因性交感神経刺激作用
LPDリンパ増殖性疾患
MACE主要心血管イベント
MMXマルチ・マトリックス・システム
mTSS修正総Sharpスコア
NYHAニューヨーク心臓協会
PG壊疽性膿皮症
RP先行バイオ医薬品
RRリスク比
SJC腫脹関節数
TJC圧痛関節数
UC潰瘍性大腸炎