イムセラカプセル0.5mgと同一成分[フィンゴリモド塩酸塩(内用)]の医薬品情報一覧

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商品名 会社名 規格 剤形 薬価 先発後発区分 標準化適応症
イムセラカプセル0.5mg 田辺三菱 0.5mg1カプセル カプセル剤 7,513.10 先発品(後発品なし) 多発性硬化症[の予防]
多発性硬化症に伴う身体的障害
ジレニアカプセル0.5mg ノバルティス 0.5mg1カプセル カプセル剤 7,633.30 先発品(後発品なし) 多発性硬化症[の予防]
多発性硬化症に伴う身体的障害

イムセラカプセル0.5mgの情報

神経科用薬その他 > 多発性硬化症治療薬

フィンゴリモドは生体内で活性代謝物であるリン酸化体に代謝される。リン酸化体は、スフィンゴシン1‐リン酸(S1P)受容体1(S1P1受容体)と結合し、その内在化と分解を誘導することで、S1P1受容体の機能的アンタゴニストとして作用するため、リンパ節などの二次リンパ組織からのリンパ球の移出を抑制する。ミエリン抗原特異的なTh17細胞を含む自己反応性T細胞も、同様の機序でリンパ節からの移出が抑制されるため、中枢神経系組織への浸潤が抑制される。
一方、外来性病原体の感染に対し重要な役割を担うエフェクターメモリーT細胞は、二次リンパ組織を介する循環能を有さないため、フィンゴリモドはエフェクターメモリーT細胞に対しほとんど影響しない。
また、フィンゴリモドは、ヒト及び動物の中枢神経系(CNS)への移行性を有し、アストログリオーシス、脱髄、及び神経細胞の傷害を抑制することが明らかにされている。

脳卒中
末梢性虚血
血小板減少
徐脈
可逆性後白質脳症症候群
進行性多巣性白質脳症(PML)
黄斑浮腫
感染症(感染症の増悪)
悪性リンパ腫

妊婦又は妊娠している可能性のある女性→投与禁忌

授乳婦→授乳しないことが望ましい

重篤な感染症のある患者
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

肝消失型

CYP4F2

運転注意