くすりすと搭載データについて

搭載対象の医薬品の種類と数は?

  • すべての薬価基準収載医薬品および一部の薬価基準未収載医薬品、合わせて約18,000品目の医薬品情報が搭載されています。

データの更新タイミングは?

  • 毎月、月初までの更新情報を中旬に反映します。
  • 比較リストの各データと添付文書PDFはデータ作成の都合上、更新タイミングが異なる場合があります。
  • 「メーカー出荷対応状況」、「メーカー出荷量状況」は8時、及び17時の1日2回データ更新をいたします。

キーワード検索の対象は?

  • 医療用医薬品の商品名、一般名、適応症に含まれるテキストから検索できます。
  • 適応症は、添付文書の効能又は効果に準じたテキスト、および効能又は効果に対し、標準病名マスター(財団法人 医療情報システム開発センター)における病名表記を対応させた「標準化適応症」を検索対象としています。

検索結果の医薬品一覧に「代表品のみ」に絞る機能があるが、代表品とは?

  • 個別医薬品コード(YJコード)上位9桁が同一(ほとんどの場合成分・剤形・規格が同一)の医薬品内で先発品がある場合は先発品を代表品とします。先発品がない場合は、YJコード上位9桁が同一の医薬品内で最も薬価が高いもの、薬価が同額の場合はYJコードを昇順に並べたとき一番上のものを代表品としています。

「同一成分薬を探す」の同一成分とは?

  • 同一成分とは、投与経路および一般名が同一である医薬品と定義しております。投与経路は以下の基準に従います。
    • 内用薬は、すべて同一投与経路とする。
    • 注射薬は、すべて同一投与経路とする(「静注」、「皮下注」、「筋注」は区別しない)。
    • 外用薬は、「点眼用」、「皮膚用」、「口腔用」等適用部位により区別する。
  • 同一成分であっても効能又は効果が全く異なるなど代替ができないと判断される場合、同一成分と扱わないことがあります。
  • 配合剤の場合、配合比が同一のものを同一成分と定義しています。

添付文書が複数ある場合は?

  • 1つの医薬品に対し複数の会社の添付文書がある場合は、弊社にて1社の添付文書を選択して表示しています。

メーカー出荷対応状況、メーカー出荷量状況とは?

  • 厚生労働省のホームページ「医療用医薬品供給状況報告」に掲載されているエクセルの情報を参照しています。
  • 本エクセル内に記載のある(「出荷対応」の状況)、及び(「出荷量」の現在の状況)を反映しています。

データの定義(厚生労働署ホームページより)

「メーカー出荷状況」について

  • 通常出荷
    • 全ての受注に対応できている、かつ十分な在庫量が確保できている状況
  • 限定出荷(自社の事情)
    • 自社の事情により、全ての受注に対応できない状況
  • 限定出荷(他社品の影響)
    • 他社品の影響等にて、全ての受注に対応できない状況
  • 限定出荷(その他)
    • その他の理由にて、全ての受注に対応できない状況
  • 供給停止
    • 供給を停止している状況

「メーカー出荷量状況」について

  • 出荷量増加
    • 比較対象期間の出荷量又は市場予測による予定出荷量の概ね110%以上の出荷状況
  • 出荷量通常
    • 比較対象期間の出荷量又は市場予測による予定出荷量の概ね90%以上110%未満の出荷状況
  • 出荷量減少
    • 比較対象期間の出荷量又は市場予測による予定出荷量の概ね90%未満の出荷状況
  • 出荷停止
    • 市場に出荷していない状況
  • 薬価削除予定
    • 「薬価基準収載品目削除願」を提出し、薬価削除に向け対応を行っている状況(既に薬価削除承認が得られている)

比較リストのデータの登録基準は?

配合剤フラグ

  • 配合剤(有効成分が2つ以上ある医薬品)に該当する場合は”1”、該当しない場合は”0”を設定しています。

カテゴリー

  • 医薬品を薬効や薬理作用、構造により独自に分類したものです。中系統>小系統 を表示しています。

作用機序、効能効果、用法用量

  • 添付文書の該当項目の記載に準じて設定しています。
  • 内容が変わらない範囲で一部テキストを加工している場合があります。また、図表は省略しています。

標準化適応症

  • 添付文書の効能又は効果に対応する病名(標準病名マスター(財団法人 医療情報システム開発センター)における病名表記)を設定しています。修飾語がある場合は病名の後に半角かっこ“[ ]” で追記しています。また、適切な病名表記が標準病名マスターにない場合は効能又は効果に対応する独自の文字列を設定しています。

用法

  • 添付文書の用法又は用量に記載された1日当たり服用(使用)回数及び服用(使用)時点を設定しています。かっこ“[ ]”内にその用法が適用される年齢範囲、適応症などの条件を記載しています。

1日用量

  • 添付文書の用法又は用量の記載をもとに、薬価単位(いわゆる第1単位)に換算した一日の常用量の最小値と最大値を設定しています。適応症、年齢、体重、体表面積を考慮せず添付文書に記載のある全ての用法の中で、原則、成人の一日量の最小値の中の最小、最大値の中の最大を設定しております。小児の用法しかない医薬品については小児用量において、同様の基準でデータ登録しております。主に慢性疾患に使用される医薬品や抗菌薬をデータ登録対象としています。

重大な副作用

  • 添付文書に記載された重大な副作用を設定しています。原則として、個々の重大な副作用の見出し部分または太字で記載された副作用を登録対象としています。同一の概念と考えられる副作用は表記を統一しています。

妊婦注意、授乳婦注意、小児注意、高齢者注意

  • 添付文書の記載に準じ、これらの患者属性に対して禁忌や有益性投与、慎重投与など注意情報がある場合に設定しています。

禁忌病名

  • 添付文書の禁忌欄のうち、病名または病態に関する記載をもとに設定しています。

肝/腎排泄型

  • インタビューフォームやその他資料より、尿中活性体排泄率を求め、その値から以下のような基準でデータを設定しています。
    • 尿中活性体排泄率60~100%:腎排泄型
    • 尿中活性体排泄率40~59%:腎排泄・肝消失型
    • 尿中活性体排泄率0~39%:肝消失型
    • 吸収されない場合:該当なし
    • 情報がない場合:不明
  • 尿中活性体排泄率が不明であっても、添付文書やインタビューフォーム 記載の排泄に関する情報や、参考文献等の調査により、明らかに腎排泄型と判断される場合は、「腎排泄型」としています。
  • 外用薬、漢方薬、生薬等はデータ登録対象外としています。

主な代謝酵素

  • 添付文書、インタビューフォーム、その他資料をもとに、該当医薬品の主成分の主な代謝酵素を設定しています。
  • 外用薬、漢方薬、生薬等はデータ登録対象外としています。

半減期

  • インタビューフォームをもとに、主成分の活性体の半減期を設定しています。
  • 外用薬、漢方薬、生薬等はデータ登録対象外としています。

運転注意

  • 運転禁止:添付文書の「警告」「重要な基本的注意」の項に「本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう注意すること。」等、運転を避けさせる旨の記載がある場合
  • 運転注意:添付文書の「重要な基本的注意」の項に「自動車の運転等、危険を伴う機械の操作に従事する際には注意するよう患者に十分に説明すること。」等、運転をする際に注意が必要である旨の記載がある場合
  • 添付文書に「症状がある場合には」、「腎機能障害患者では」のように、特定の条件を満たす場合(患者)の記載とともに、運転を避けさせる旨の記載がある場合は「運転注意」としています。

減量/禁止が必要な腎機能境界

  • 腎機能が低下した患者に投与する際に注意が必要な医薬品について、添付文書、およびその他の資料をもとに、常用量を投与できるCLcr、GFR、eGFR範囲の下限値を設定しています。

粉砕可否

  • 添付文書に以下のいずれかを示す記載がある場合、「否」としています。
  • 粉砕不可、腸溶性、徐放性、吸湿性、軟カプセル、分割不可、脱カプセル不可、かまずに服用、カプセルを開けずに服用、使用直前に開封。
  • 上記の登録基準のため、苦味や刺激性を有したり、光に対して不安定など必ずしも粉砕が不可であるとは限らない場合や、直前粉砕が可能でも吸湿性を有する薬剤は粉砕「否」となることにご注意ください。
  • 内用液剤以外の内用薬を登録対象としています。